試験実施団体より2021年に実施された再開発プランナー本試験(筆記試験)の問題が公表されました。今年の合格ラインは、学科50点以上、実技60点以上、合計110点以上という例年にない点数となっております。学科試験及び実技試験の各解説については、以下の通りになります。
1)各分野ごとにおける傾向
・都市計画法 6問 新出問題もあったが、過去問レベルの出題が半分以上。
・建築基準法 3問 過去問レベルの出題。
・再開発法 2種の要件、都道府県施行など新出問題もあったが、過去問レベルの出題が半分以上。
・その他関連法 新出問題が比較的多く、選択に迷う問題があった。
2)解答予想で正解にした選択肢と異なる正解になった問題が、計10問あった。解答予想での点数と実際の得点に最大19点の点数幅が出た。ここまで異なることは異例であった。
1)各問題における傾向
No1 前倒し組合のスケジュールの問題である。定款と事業基本方針を定めて組合を設立し、その後、事業計画を定めるという流れになる。やや難しい。
No2 市街地再開発事業の年度別資金計画を作成する問題である。過去に出題された内容が多数出題されている。容積率の緩和が15%という点が新しい出題であった。この緩和計算が出来ない方が続出したと思われる。
No3 権利変換計画の問題である。各権利者毎の権利変換モデルを算出する。権利変換の基礎知識が問われる。過去問と同じレベルで比較的易しい問題である。
No4 組合施行で再開発を行う場合の事業フレーム等についての問題である。再開発事業を組み立てる基礎知識が問われる。比較的易しい問題である。
No5 地権者に市街地再開発事業の説明資料を作成する問題。保留床処分をしないで、地権者だけで増床をする「共同ビル方式」の事業を計画する。過去問と同じレベルで比較的易しい問題である。
2)問題の量が例年に比べると多かった。No2の容積率の計算が合わずに時間を取られると、他の問題も解答時間としてはギリギリとなって、残り時間を意識し、間に合うかどうかを心配しながら解答する必要があった。
3)実技試験の基準点60点は例年通りであったが、合格点が110点であったことを踏まえると、受験者の実技の得点が低かった(平均点が低い)と思われる。
学科試験については、WEB問題として作成しておりますので、再度チャレンジしてみてください。
2021年再開発プランナー本試験(学科)再試験チャレンジ ←クリックすると別画面になります。
(注意)解答を送信した直後に「2021学科問題&解答(速報版)」のパスワードが表示されますので、画面を閉じないようにしてください。万が一画面を閉じてしまった場合は、改めて解答し、送信してください。
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記述問題など、採点が上手くいかない場合もありますので、解答もご参照ください。